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Value One グループ広報誌
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鉄水留 [富岡]
Value One Autumn 2019 No.66 より
 

横須賀製鉄所で建造された鉄水溜

世界遺産を構成する鉄製構造物

2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場。1872(明治5)年にフランスの技術を導入してつくられた日本初の本格的製糸工場で、その後、日本の製糸産業を世界一の水準まで牽引することに大きく貢献した。

幕末から明治に入り、日本が近代化の道を急ぐ中、生糸は外貨を獲得できる数少ない国際商品だった。明治政府はフランスから器械製糸技術を輸入し、江戸時代から養蚕・製糸業が盛んだった群馬県に富岡製糸場を建設。当時世界最大級の規模を誇った富岡製糸場の技術は瞬く間に全国に広まり、1909年に日本の生糸輸出量は世界一となった。

現在の富岡製糸場には、創業当初の建物がほぼそのままの形で残されている。中でもひと際目を引くのが巨大な円筒形の鉄の構造物である「鉄水溜」。製糸工場に導入された蒸気機関で使用される大量の水を貯めておくための貯水槽で、1875年に建造された。鉄製構造物としては現存する日本最古の一つと言われる。 この鉄水溜を製作したのが日本初の近代造船所であり、今も現役のドックヤードとして活躍する横須賀製鉄所。幕末に軍艦の建造を目的に建設された横須賀製鉄所は造船技術を応用して、灯台や採鉱機械など様々な設備の製造も手がけていた。

鉄水溜は直径約15メートル、高さ約2メートルの円筒形で、約400トンの水を貯水できる。厚さ約5ミリ、長さ約3メートルの鉄板を重ね、鋲を打ち込むリベット接合で組み立てられている。当時はまだ溶接技術が確立されておらず、船もリベット接合で建造されていた。

第二次大戦後も自動繰糸機を導入するなどオートメーション化のモデル工場となった富岡製糸場だったが、生糸の世界的な価格競争の影響を受け、1987年に操業を停止。115年続いた生糸の生産に幕を閉じた。

鉄水溜をはじめ富岡製糸場には150年近く前につくられた貴重な建造物が当時の姿を残したまま、今も大切に保存されている。日本が近代工業国家に歩み出す原点であり、その功績は世界から高く評価されている。

富岡製糸場の東繭倉庫





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