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Value One グループ広報誌
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打刃物 [信濃]
Value One Winter 2019 No.63より
 


450年の歴史を誇る伝統の技

長野県北部の信濃町。黒姫高原で知られるこの地は古くから鎌などの製造が盛んで、「信州打刃物」として、国の伝統的工芸品にも指定されている。

打刃物とは赤く熱した鋼を繰り返し打つことで形を整え、粘り強く切れ味の鋭い刃物類を指す。日本刀の鍛冶技術から受け継がれた日本古来の製法で、一本一本が手づくりだ。越前(福井)や堺(大阪)、三木(兵庫)など全国に歴史ある産地があり、包丁や鎌、鋏など人々の暮らしに欠かせない道具をつくり続けている。

信州打刃物の歴史は約450年前の戦国時代にさかのぼる。武田信玄と上杉謙信が激突した「川中島合戦」。10年を超える戦の中で、武具や刀剣を修理するため刀匠が往来したが、この里の人々が鍛治の手伝いを通じて技を習い、鎌などの農具をつくったのが始まりとされる。

この辺りは信州と日本海をつなぐ北国街道の宿場町としても栄えた。このため、打刃物の素材となる鋼が、たたら製鉄で有名な出雲地方から直江津の港を経て入手しやすかったという。明治時代になると、打刃物の生産と販売が分業して、問屋制度が確立され、街道を通じて全国に「信州鎌」の名が知られるようになった。

信州鎌の特徴は、刈り取った草が手元へ寄せられてくる「芝付け」や薄刃でも手元が狂わないよう刃面を内側に湾曲させた「つり」など独特の構造にある。伝統工芸士で信州打刃物工業協同組合の石田俊雄理事長は「薄い片刃でも丈夫で使いやすいのが信州鎌。竹細工用の鉈などお客さんの依頼でいろんなものをつくるが、基本の技術があれば何でもできる」と話す。

近年は安価な外国産に押され、鎌の需要も大きく減少している。ピーク時に約60人いた職人も今では10人ほどに減り、高齢化も深刻だ。自らも16歳で父に弟子入りし、長らく技を磨いてきた石田さん。最近では作業の負担を減らし、経験が浅くても対応できるよう創意工夫を重ねている。伝統ある信州打刃物の灯を絶やすことなく、次世代につなごうとの想いが込められている。

熱した鋼を金づちで叩いて形を整える





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