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Value One グループ広報誌
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Value One Summer 2005 No.09より
 

岐阜県関市。「SEKI」ブランドで世界的に知られる刃物の産地である。この地では、今「世界一の切れ味」を追求する包丁の製造が進められている。その主役はドイツの刃物メーカー、ツヴィリングJ.A.ヘンケルス。2004年10月、関市に製造子会社を設立し、日本国内での生産を本格的に開始した。
ナイフや包丁など刃物における世界のトップブランドは、「西のゾーリンゲン、東のSEKI」が双璧とされてきた。ゾーリンゲンとはドイツ北西部の工業都市で、中世より名刀の産地として知られている。現在でも140以上もの工場が点在し、高品質なナイフや包丁を全世界に輸出している。ツヴィリングJ.A.ヘンケルスはそのゾーリンゲンを代表するトップメーカーである。ロゴの「双子マーク」で広く知られ「包丁の最高峰」として全世界で認められてきた。ところが同社は最高級モデル「ツインセルマックスM66」の製造にあたって、関市の職人の技術を採用した。「西洋包丁が求めたのは強さと耐久性。日本製の包丁は切れ味です。食材をチョップする西洋料理と紙のように薄く切る日本料理……。食文化の違いも背景にありますね。世界一の『切れ味』を追求するには関の包丁作りの技術がどうしても必要だったのです」(マーケティング本部長・安藤二朗氏)。
最高級包丁「ツインセルマックスM66」には、新素材の超微粒子スチールが採用されている。特殊スチールをステンレスではさんで合金化し、通常の鋼よりもはるかに硬い「硬度66」を実現。この新素材で包丁の原型を作り、1,000℃を超える炉に送り込む。真っ赤に熱せられた原型を急冷することで素材の組成を引き締め、硬度を高める。

高速回転する砥石に刃先をあてる「刃付け」。切れ味を左右する重要な作業

包丁の原型が真っ赤に熱せられる。焼き入れの工程

この後、磨き加工されて出荷される



世界一の切れ味を追求する包丁は全ての工程が手作業だ。
【問い合わせ先】ツヴィリング J.A.ヘンケルスジャパン/TEL:0120-75-7155

製造現場を統括する久保田廣作工場長は語る。「焼入れで66の硬度を出せないと後工程でいかに加工しても切れ味は鈍る」。温度調整や加熱と冷却の頃合いに熟練を要する作業だ。「焼き入れで包丁に『硬さ』を、刃付けで『切れ味』を吹き込む」(久保田工場長)。1本の包丁を仕上げるには30以上もの工程が必要だが、全て手作業だ。ゾーリンゲンを代表するトップメーカーの最高級包丁。その世界一の切れ味は「SEKI」の職人たちの技の冴えによって、ますます研ぎ澄まされていく。


【関鍛冶伝承館】
岐阜県関市南春日町9-1
TEL:0575-23-3825
休館日:火曜・祝日の翌日(いずれも休日を除く)
入館料:大人200円、小中学生100円
長良川鉄道「刃物会館前」駅下車、徒歩 3分


関市の刃物の歴史は鎌倉時代末期の「関鍛冶」にまでさかのぼる。室町時代には300人近い刀匠が集まり「関七流」と呼ばれた流派も登場。ところが江戸時代には刀需要が落ち込み関鍛冶は衰退。代わって小刀や包丁、剃刀など実用刃物の生産が開始された。現在、関市は年間約360億円もの出荷額を誇る全国一の刃物の産地で、包丁では全国出荷額の約52%、ナイフで約56%、カミソリなど理髪用刃物では70%以上ものシェアを占めている。
そんな700年にも及ぶ関鍛冶の技を今に伝える施設が関鍛冶伝承館。1階刀剣展示室では関を代表する刀剣を見られるほか、日本刀鍛錬場が併設され毎年10月の「刃物まつり」では古式日本刀鍛錬の実演が公開される。2階刃物展示室では現代ナイフ作家たちのナイフも展示されている。

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