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Value One グループ広報誌
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Value One Autumn 2005 No.10より
 

吉永小百合の映画「キューポラのある街」の舞台・埼玉県川口市。川口は古くからの鋳物の町だ。川口の鋳物の起源にはいろいろな説がある。平安時代に平将門の乱の討伐に赴いた下野国(栃木県)の豪族・藤原秀郷(ふじわらひでさと)の鋳物師が技術を伝えたとするものや中国からの伝来説などだ。

溶け出した鋳鉄を受けてから砂型に流し込む
 
いずれにしても埼玉県中部を流れる荒川の砂と粘土が鋳物の砂型に適していたことから室町時代末期には鋳物生産が栄え、江戸時代には江戸町人の日用品である鍋や釜の製造が盛んになった。 100年前の1905年(明治38年)にはすでに「川口鋳物業組合」が組織され、日用品から機械部品へと軸足を移しながら発展を続け、60年代には600以上もの鋳物工場が立ち並んだ。今でこそ約150社・年間生産量約1万2,000トンと全国7〜10位の鋳物都市であるが、自動車エンジン部品、印刷機や工作機械用部品など精巧さと耐久性が求められる鋳物部品を中心に鉄道用車輪や鋳鉄管などが作られている。「川口鋳物の魅力は長い歴史と技術力。精密機械のような鋳物を作る『技』が息づいている」(川口鋳物工業協同組合・熊谷孝至氏)。

100年以上も前からの鋳物の町だが、国内唯一のベーゴマ製造会社・日三鋳造所が存在することでも知られている。川口でのベーゴマ製造は明治末期に鋳物職人の内職から始まったという。「仕事の合間にベーゴマを作ってバケツに入れて工場の隅っこにしまっておく。祭りの時期や年末になると日暮里や蔵前といった下町の問屋に自転車で運んで現金と引き換えに置いてくる。小遣い稼ぎだったね(笑)」(日三鋳造所・辻井俊一郎社長)。内職とはいえ製造工程は機械部品などの鋳物と同じ。原料も銑鉄や「故銑」と呼ばれる鋳物スクラップだ。粘りを出すためにコーンスターチを混ぜた特殊な砂で砂型を作り溶けた鉄を流し込む。すると炭素量約3.7%の「ねずみ鋳鉄」製ベーゴマができる。コマの軸がズレないように作るのがコツだ。ここ数年は大手玩具メーカーや全国各地の子ども会向けに引き合いも増え、2000年度に15万個だった生産量も現在では20〜30万個になった。最盛期の約100万個(1975年頃)には及ばないが「欲しがっている子がいるうちはやめられないね」(辻井社長)。


鋳物の原料となる銑鉄や故銑とコークス


約1,300℃もの高温で溶かすため、不純物やガスが飛散し燃えて火花になる


現在製造されているベーゴマは「ペチャ」「中高」など昔と同じく 9 種類。相場は 100〜200円だ

初めての子どもでも回せるようになるまで教えてもらえる。うまくなれば「いざ勝負!」
川口ベーゴマクラブ事務局
TEL:048-225-2876


鋳物の町・川口は「ベーゴマの町」でもある。 2001年には「川口ベーゴマクラブ」が誕生し、現在では毎月第1土曜日の午後1時頃からJR川口駅西口前の「川口リリア公園」でベーゴマ教室を開催している。「毎回50〜60名もの子どもたちが参加します」(青山栄子事務局長)というほどの人気だ。ベーゴマは創意工夫の玩具である。鋭く削ったり重くしたり、ヒモを水に浸したり……。このクラブではそんな「奥義」も指導してくれる。「自分なりの工夫で勝ったときの喜びはひとしお。子どもも大人も楽しめます」(加工指導員・後藤久典氏)。川口ベーゴマクラブでは、定期的にベーゴマ大会を開催しているほか、11月6日には初の全国大会である「第1回全国ベーゴマ選手権」が開催される予定だ。

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