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Value One グループ広報誌
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Value One Summer 2018 No.61より
 

上水道などで使用される逆止弁(清水鐵工所)

産業に不可欠な「縁の下の力持ち」

配管を通る液体や気体を止めたり、絞ったりして流れを制御するバルブ。上下水道にはじまり、製鉄や化学プラント、食品、電力、ガス、機械、船舶など配管を使用するあらゆる産業用途で不可欠な存在だ。

江戸時代、城下町として栄えた滋賀県彦根市。古くから仏壇の生産が盛んで、錺(かざり)金具や箔押しなど金属加工の長い伝統が息づく。現在、仏壇と並んで彦根は国内有数のバルブの生産地としても知られている。

1887年(明治20年)頃、錺金具の職人だった門野留吉が信州の製糸工場から依頼された蒸気カラン(蛇口)を製作したのが彦根バルブのルーツ。その後、鉄鋼や造船など工業の近代化にともなってバルブの需要が拡大。留吉の多くの弟子が相次いでバルブ工場を興した。

彦根には現在、自社ブランドを持つバルブメーカーが約20社、他に鋳物や機械加工、表面処理などを手がける約70社の関連企業が集積している。各メーカーは主に水道用、産業用、船舶用のバルブを製造。鋳鉄やステンレスなどを鋳造し、穴開けや表面処理などの加工を施した後、様々な部品を組み合わせてバルブをつくる。手の平サイズから重さ数トンのものまで、その種類はゆうに1万を超える。

水道用のバルブを得意とする清水鐵工所。上下水道や農業用水などに使われるバルブで高いシェアを誇り、中でも高さ約2メートルにもなる大型の仕切弁など同社にしか製造できないものも多い。水道用バルブは規格品であるため、工場内に検査場も備える。独自性を出しにくいアイテムだが、災害時に電力がなくても自動的に弁が閉まるバルブを開発するなどオリジナル製品も生み出している。「水道用のバルブは30年が寿命。現在、日本では30年を超えたバルブが数多く地中に埋まっている。そうしたバルブの更新やメンテナンスにも注力したい」と清水智弘社長は話す。

創業者が門野留吉の甥にあたる廣瀬バルブ工業は製鉄所などで使われる油圧用ストップバルブで90%のシェアを占めるトップメーカーだ。国内のすべての製鉄所の圧延機で採用されており、高圧の油を厳格に制御する高い品質が求められる。「わずかの隙間であっても油が漏れることは許されない」と小野慎一社長。近年需要が高まっている電磁操作式のストップバルブで海外市場での営業展開も視野に入れる。

東京ディズニーランドのアトラクションにも使われているという彦根のバルブ。決して目立たないが、私たちの生活に欠かせない「縁の下の力持ち」として、約130年の歴史とともに今を生きている。
様々な部品を人の手で取り付ける
(廣瀬バルブ工業)



多様な種類のある油圧バルブ
(廣瀬バルブ工業)


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